ストレスチェックの実施最適時期を考える
- 2018年05月17日
ゴールデンウィークも終わり、じきに梅雨入りかと思うと気分も沈みがちです。
今年は昨年より5日早い5月8日に沖縄の梅雨入りが発表されました。関東でも例年通り6月上旬辺りには梅雨入りするそうです。まだ爽やかな気候の続く5月のうちに、外出などしてリフレッシュしたいものです。
先日、信州の友人より、ゴールデンウィークに採取した山菜の「たらの芽」をいただいたので、これまた王道の天ぷらにして美味しくいただきました。
この友人は、必ずゴールデンウィークには長野で山菜取りを楽しむのだそうです。
3月・4月は何かと忙しく、また環境の変化も生じやすい季節です。山菜採りには、リセット/リフレッシュの意味合いも大きいのでしょう。因みに、「たらの芽」には意外なほど各種の栄養成分が豊富に含まれており、体調の安定にも役立つ山菜です。
さて、3月・4月が過ぎ、近頃は新社会人に見られる5月病が6月病へと遷延化しているという話を聞きます。新社会人向けの研修を長めに設定する企業が増えていることや、ゴールデンウィークで一旦はストレス発散するものの、実際に配属されてから徐々に仕事の厳しさに気付くこと、また梅雨という天候も原因の一つではないでしょうか。
こういった5月病・6月病は正式な病名ではなく、医学的には適応障害に近しい状況と言えるでしょう。新社会人に限らず、4月の異動で部署や勤務地が変わったという会社員にも起こりうる症状です。
ストレスチェックの主な目的は、メンタルヘルス不調を未然に防止すること(一次予防)ですから、労働者個人のストレスに対する気づきを促すという意味で、あえてこの5月・6月に実施してみる、というのも良い方法かもしれません。
既に例年ストレスチェックを実施している場合、前年と同時期に実施するという企業が多いかと思います。比較という意味では、それも大きな意味がありますが、これから初回の実施を考えている、または時期変更を検討している場合には、ご参考にしていただければ幸いです。
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