- 2019年09月20日
そもそもストレスチェックには、法令で定められた調査票はない訳ですが、厚労省の指針には『「職業性ストレス簡易調査票」を用いることが望ましい』と明記されています。よって、多くの会社では57項目の「職業性ストレス簡易調査票」でストレスチェックを実施しています。
弊社が提供するメンタルチェック@クラウドも、この「職業性ストレス簡易調査票」で構成されていますが、お客様からの要望にお応えして、オリジナルのアンケートを追加することが出来るようになりました。
例えば、ストレスチェックの結果で仕事による負担度は分かるものの、実際の残業時間との相関はあるのか、食事や睡眠など生活状況との相関はあるのか、そういった視点でのアンケート項目を追加することで、より会社の課題を明確化することが可能です。
ストレスチェックの結果そのものを会社の健康施策に反映することはなかなか難しいことですが、オリジナルアンケートを追加することで、具体的な施策につながる分析も可能となります。人事労務担当者や産業医・保健師といった産業保健スタッフの考えを、追加のアンケート項目に盛り込むことが可能です。
ストレスチェックテストの結果にアドバイス動画を挿入したり、外国語版を追加したり、メール機能や、回答用紙を読取り装置に連動させることも可能です。
費用の面からみても、従業員数が2,000名を超える場合は会社独自のクラウドシステムとしてオンプレミスで利用していただく方が、お得に運用していただけます。
法令順守で毎年実施しているだけのストレスチェックを使い易くしたい場合や、費用見直しをお考えの場合は、検診機関・EAPサービス・大手企業にストレスチェックシステムの納入実績が豊富な弊社に是非お声がけ願います。
- 2019年06月10日
ストレスチェック制度は2015年12月より実施義務化されたので、丸3年が経過しました。これまでに厚労省から報告された実施状況報告を見ると、ストレスチェックを実施した事業場割合も、受検した労働者割合も8割前後で推移しているようです。また、医師等による面接指導を受けた労働者割合は0.5%前後だったようです。
今後も、会社は引き続き、労働者がストレスチェックを受検出来るよう環境を整えていく訳ですが、果たして何か効果が出ているのだろうかと疑問を感じている担当者も多いのではないででしょうか?
ストレスチェックの大きな目的は、“労働者自身のストレスへの気づきを促しメンタルヘルス不調を未然に予防する”ということですから、もちろん受検出来るよう環境を整えることは必要不可欠な対応と言えます。ただ、その効果はなかなか目に見えるものではありません。加えて「面接指導を受けた労働者割合:0.5%前後」という数字を見ると、高ストレスという結果であっても面接指導を申し出る人は少ない訳で、果たしてそういった人達に何かしなくて大丈夫なのか?という疑問を抱いても不思議ではありません。
ただし、面接指導はあくまで当人の申し出によるものですから強制することは出来ません。担当者として出来る対応は、面接指導の申出を勧奨すること、そして安心して申出が出来るよう情報を周知し環境を整える、といったことにとどまるでしょう。 もう少し積極的にストレスチェック結果を活用するならば、やはり努力義務である組織分析・集団分析を行い職場環境改善に役立てる、ということでしょうか。ただ、せっかく組織分析・集団分析を行っても、その結果を管理監督者等にフィードバックするのみにとどまっている企業も少なくないようです。場合によっては、管理監督者の通知表のように受け止められかねません。
ストレスチェック結果は、あくまで受検したその一時の状況を反映していること、また影響を及ぼした要因は社外にある可能性も十分あることを忘れてはいけません。 組織分析・集団分析結果を職場環境改善に活用しようという場合も、あくまで気付きのきっかけ、管理監督者のマネジメントの振り返り材料くらいに位置付けた方が良いと考えます。その前提に立ち、日頃なかなか大変な立場にある管理監督者同士が、ざっくばらんに互いの部署の状況について話し合えるような場を設定すると、良いヒントを得ることも出来るのではないでしょうか。時には、外部の専門家を招きアドバイスを受けることも、より気付きを促すことになるでしょう。
せっかく労力をかけてストレスチェックを実施するのですから、その結果が有効活用されることが、受検した労働者にとっても担当者にとっても最も望ましいと言えるでしょう。
「メンタルチェク@クラウド」には、面接指導を躊躇される場合への対策として医師によるアドバイス動画が実装されています。高ストレス者のみならず中ストレス者向けのアドバイス動画も併せて実装されています。
- 2019年05月10日
春は山菜のシーズンです。数ある山菜の中で「独活」という字を見て、ピンとくる人は少ないのではないでしょうか。正解は「うど」と読むのですが、なぜこのようは漢字なのか気になり由来を調べてみました。諸説あるようですが、説得力が感じられた説をご紹介します。夏頃まで成長した「うど」は、2~3mの高さになります。幹は柔らかく枝は細くしなやかで葉は大きく、風がなくてもゆらゆら揺れるので、「独=ひとりでも、活=うごく」ということで、この漢字があてられたそうです。蛇足ですが、「うど」に関連して「うどの大木」ということわざがあります。これも、大きく成長した「うど」に関連しています。食用としても材木としても使えないことから、それを人間に例えて、図体ばかりが大きくて中身が伴わず、何の役にも立たない人を意味するようになったそうです。
このように大きくなったら役立たずの「うど」ですが、食用とするのは土から顔を出したばかりの新芽の部分や、ある程度育ったものの茎や若芽の部分です。独特の香りや苦みがあり、またその食感も後を引きます。それはスーパーマーケットで売られる栽培物と、山で採れる天然物とでは比較になりません。
「うど」は美味しいだけではなく、体に嬉しい効能もあります。「うど」は、そのほとんどが水分でカロリーも低く、栄養価がものすごく高い訳ではありませんが、うまみ成分であるアミノ酸の一種、アスパラギン酸が含まれているのが特徴です。アスパラギン酸は、体のエネルギー代謝を助け、有害物質であるアンモニアの排出を促す働きがあることから疲労回復に役立つとされています。また、あの独特の香りにも秘密があります。「うど」の香り成分に含まれるジテルペンアルデヒドやリモネンは、アロマテラピーでは鎮静作用があるとされていますから、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。また、「うど」は昔から漢方薬としても使われてきました。四肢の冷えやむくみをとり、足腰の痛みをとるなどの効能があると言われています。
春は爽やかで過ごしやすい季節ではありますが、環境の変化が大きい時期でもあります。ビジネスパーソンにとっては、とりわけ人間関係の変化は避けられません。良くも悪くも、新しい環境に慣れるまでは、大きなストレスを感じながら日々過ごさねばなりません。そういった時期には、滋味豊かで体に嬉しい効能もある「うど」のような食材を取り入れ、ストレスチェックの実施も然る事ながら、先ずは心身を労りつつストレスを貯めずに過ごしていただきたいと思います。
因みに私は、春の岩魚釣りの際に日当たりの良い渓沿いの斜面で採った「うど」と「岩魚」を現地で焼いて食べるのが大好きです。「味噌をつけた焼きうど」に加えて「うどの若葉のテンプラ」があれば、岩魚遊びに呆ける私への嫁の嫌味も仕事の疲れも忘れることができます。(?)
- 2018年08月29日
ストレスチェックの制度が施行されて以降、慌てて産業医を探された企業の担当者も多いのではないでしょうか? ストレスチェックの研修や展示会へ行き、ストレスチェックのシステムサービスを聞いて契約をしたものの、結局産業医が何をしてくれているのかさっぱり・・・という方も少なくはないでしょうか・・・
最近では、ストレスチェックに留まらず色々な産業保健のサービスが展開されています。
「とりあえず安いから」とサービスを契約しても、企業にとってメリットを感じないようでしたら見直しも必要でしょう。
例えば、最近多くの企業で課題となっている「メンタルヘルス」の問題があります。産業医面談をして、面接結果だけ送られてくるけれど、企業としてどうすればいいのか困っているという相談を弊社が受けることもあります。
契約内容にもよりますが、もし定期的に産業医の先生が企業訪問に来るのであれば、従業員の面談後に本人へのアドバイスのみならず、「企業としてどうすれば良いのか」という助言をしてくれるでしょう。 また、企業が健康管理に対して前向きなのであれば、どのように体制を整えていけばよいかの助言もしてくれます。 よい産業医の先生は,高ストレス者を自分の中で抱え込まず、専門がメンタルヘルスや精神科でなくても、必要時,企業の看護職との連携や、専門機関へつなぐといったネットワークをもっています。 さらには、1つの面談で終始することなく、機会をみて健康診断や過重労働の面談からもその従業員のフォロー。あるいは組織に対して助言をしてくれます
また、企業が困る案件は、労務問題に発展している可能性が大いにありますが、その際に労務/法務の知識を持っている産業医の先生は大変心強いでしょう。 それは、ただ単に訴訟のリスクを考えているという訳ではなく、そのような問題に発展しないためのアドバイスをしていただけます。
そして、最も大切なのは企業に対して理解を示してくれる産業医の先生が良いでしょう。
医学的な知識を押し付けるのではなく、企業の組織風土や経営状態、企業側のスタンス、従業員の声を聞いた上で、意見をしてくれる先生は貴重な存在だといえます。(時として企業側が変わらなければならないこともありますが・・・).
つまり、安易にサービスの費用だけで判断せず、企業としてはまず、「今後従業員の健康管理をどのように考えていくのか」を精査した上、産業医契約を締結するのが望ましいと思います。
- 2018年07月25日
これは人の「精神的な回復力」や「再起力」を意味する用語で、今年度のストレスチェックを終えられた方は、ご自身の結果を見ながら、仕事のストレスやプレッシャーについて、レジリエンスの視点で考えてみても良いのかもしれません。
レジリエンスという言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?元々は、ストレスと同じように、元々は物理学の用語でした。ストレスは、「ある物体が、外から加えられその物体に生じる〈ひずみ〉」を意味しているのに対し、レジリエンスは「そのひずみを元に戻そうと跳ね返す力」として使用されていました。レジリエンスを心理学的な観点でみてみると、アメリカ心理学会の定義では、「逆境、トラウマ、悲劇、脅威、極度のストレス(家族や健康問題、職場や経済的な問題)に直面する中で適応するプロセス」とされています。また、心理学者のヴィラントによると、レジリエントな人のことを、「曲げられ、形が変わったとしても折れてしまうことはなく元の形に戻り、さらに成長していく若い小枝のようなしなやかさを持っている人」だと述べています。
2013年のダボス会議では、「レジリエント・ダイナミズム」テーマとしてレジリエンスが検討されました。ここでいうレジリエント・ダイナミズムとは、喫緊の課題だけでなく長期的な問題も同時に取り組むことを意味しています。また、その報告書の中では、リーダーたる人は、意思決定のプロセス、個人のレジリエンスを高める方法、正しい選択をして、失敗から立ち直る力についてじっくり考えるべきだと指摘しています。
では、このレジリエンスを高めるためにはどうすればいいのでしょうか?レジリエンスコンサルティングの久世氏は、レジリエンスを鍛えるためには3つの段階があると述べています。
<ステップ1:底打ち> 人は失敗をするとストレスを感じ、ネガティブな気持ちへ陥ります。ネガティブな気持ちを抱えたままでいると次の段階へ進めないため、この悪循環を断ち切ります。その際、役に立たない思い込みを手なずけます。
<ステップ2:立ち直り> 底打ちを経て、今度は「立ち直り」のステップへ進みます。「やればできる」という自己効力感を身につけることや、「自分の強み」を活用すること、家族やパートナー、友人などのソーシャルサポートをもつことも大切です。また、感謝の気持ちも伝えていくことも役立ちます。
<ステップ3:教訓化> 困難を乗り越え、元の状態へ回復したとき、過去の逆境体験を振り返り、次に繋がる内省の段階に入ります。そこで経験した「意味」を考えることで、次のチャレンジに活かすことができ、強くたくましく、そして賢く成長することができます。
- 2018年07月17日
ストレスチェックに取り組んでいる企業の担当者の方であれば、答えは簡単でしょう?
「産業医との面接を勧奨すれば大丈夫かな???」
その通りです。高ストレス者の中から、申し出があった社員に対してのみ、事業者としては医師による面接指導の場を設定することになります。この場合の医師は、産業医であることは必須ではありませんが、産業医であることが推奨されています。
平成29年7月に厚労省が発表した実施状況報告によると、「ストレスチェックを受けた労働者のうち、医師による面接指導を受けた労働者の割合は0.6%」となっています。 約160人の受検者がいた場合、面接を希望するのは、そのうち1名という割合になります。この数字を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは難しいところです。
上記の実施状況報告では高ストレス者の割合は報告されておりませんので、受検結果が高ストレスでも、面接申し出をしない人の割合は知りようがありません。
また、結果が高ストレスであったからといって、イコール=メンタル不調者でもない訳です。 ストレスチェックの本来の趣旨から言えば、受検した社員一人一人がセルフエケアの一環として、受検結果を活用して自分の疲労度を自覚し、日々の生活の改善点などに気付きを得られれば、第一義的な目的は達成されたとも言えます。
ただやはり心配なのは、高ストレス者の中でも、例えば体調不良や勤怠不良なども生じている社員が、本人の申し出がなかったからといって医師などの専門職につながらないケースでしょう。これはストレスチェック制度の限界とも言えます。
産業医経験豊富な医師からは、本当に調子の悪い人ほど自分から相談には来ないものだ、という話を聞いたことがあります。 また、ある高ストレス者の医師面接の場面で、「こんな(面接の)申し出をしたら会社での評価は下がると思うが、どうしても言いたいことがあり、覚悟の上で申し出をした。」と話された社員さんもいました。
せっかく手間もお金もかけてストレスチェックを実施するのですから、まずは社員に安心して正直に受検してもらえるような環境作りをすることが、本当に必要な人が面接の申し出をしてくれるようになる第一歩になるのではないでしょうか。
- 2018年05月17日
ゴールデンウィークも終わり、じきに梅雨入りかと思うと気分も沈みがちです。
今年は昨年より5日早い5月8日に沖縄の梅雨入りが発表されました。関東でも例年通り6月上旬辺りには梅雨入りするそうです。まだ爽やかな気候の続く5月のうちに、外出などしてリフレッシュしたいものです。
先日、信州の友人より、ゴールデンウィークに採取した山菜の「たらの芽」をいただいたので、これまた王道の天ぷらにして美味しくいただきました。
この友人は、必ずゴールデンウィークには長野で山菜取りを楽しむのだそうです。
3月・4月は何かと忙しく、また環境の変化も生じやすい季節です。山菜採りには、リセット/リフレッシュの意味合いも大きいのでしょう。因みに、「たらの芽」には意外なほど各種の栄養成分が豊富に含まれており、体調の安定にも役立つ山菜です。
さて、3月・4月が過ぎ、近頃は新社会人に見られる5月病が6月病へと遷延化しているという話を聞きます。新社会人向けの研修を長めに設定する企業が増えていることや、ゴールデンウィークで一旦はストレス発散するものの、実際に配属されてから徐々に仕事の厳しさに気付くこと、また梅雨という天候も原因の一つではないでしょうか。
こういった5月病・6月病は正式な病名ではなく、医学的には適応障害に近しい状況と言えるでしょう。新社会人に限らず、4月の異動で部署や勤務地が変わったという会社員にも起こりうる症状です。
ストレスチェックの主な目的は、メンタルヘルス不調を未然に防止すること(一次予防)ですから、労働者個人のストレスに対する気づきを促すという意味で、あえてこの5月・6月に実施してみる、というのも良い方法かもしれません。
既に例年ストレスチェックを実施している場合、前年と同時期に実施するという企業が多いかと思います。比較という意味では、それも大きな意味がありますが、これから初回の実施を考えている、または時期変更を検討している場合には、ご参考にしていただければ幸いです。
- 2018年05月07日
ストレスチェックが義務化となり、体制も整備されてきた中、担当者や企業がいくら頑張っても従業員のセルフケアの努力をしてくれないと集団の結果は良くなりません。仕事が減る訳でも、人が増える訳でも、設備投資がなされる訳でもありません。日々のニュースを見たところで、AIやら諸外国の景気を見ると気分はどんよりしてきます。楽しかった連休もあっという間に終わり、明日からは会議、翌週には大事な商談が、家では子どもの受検が…などを考え出すとますます気分は滅入ってきます。
近年、国内の企業では、マインドフルネス(瞑想)を取り入れている企業やビジネスパーソンが増えてきています。アメリカのシリコンバレーから取り入れられ、Google、IBM、Facebook等のIT企業を中心に広まったトレーニングです。あのスティーブ・ジョブズも瞑想の修業をしていたといいます。
Googleで開発されたマインドフルネスのトレーニングである「Search Inside Yourself:SIY」の研修を2日間受け、その後4週間トレーニングを実践した研修受講前後の比較では、「仕事中精神的に疲弊しがちである」の回答は、58%→24%に減少、「集中がそれたときに気付いて、また注意を今に取り戻すことができる」は、43%→80%へ増加、「ネガティブな感情や困難な状況に対して、早く回復することができる」は。41%→80%に増加したことが報告されています。
マインドフルネスで期待できる効果として、下記の効果が期待できるといわれています。
1. 集中力の向上:1つのことに意識を向け続けることができるようになる
2. 感情調整力の向上:ストレス等の刺激に対して感情的な反応をしなくなる
3. 自己認識の変化:自己のとらわれの減少、自己コントロールの向上
4. 免疫機能の改善:ウイルス感染などに対する耐性、風邪を引きづらい
注意散漫、無気力、イライラは脳の疲労のサインです。その根本的な原因は意識が常に未来や過去にばかり向かい、「今ここ」にない状態が慢性化していることにあります。疲労を感じている皆さま、「今ここ」に注意を向けるマインドフルネスの実践をやってみませんか?
- 2018年04月23日
先日、春の味覚の代表であるタケノコを日野市郊外の友人宅に掘りに行ってきました。
朝の清々しい竹林の中で、タケノコを見つけ、掘り出した時の達成感は、なんとも言えません。
春というと花粉症に苦しむ人も多いでしょう。また、企業では異動や新入社員の入社があり、何かと環境の変化が大きい時期です。
そういう時期だからこそ、喧噪を離れ、自然の中で春を感じたいものです。
さて、収穫したタケノコですが、下茹でをしつつ、ふと「タケノコの節の隙間に付いている白い粉は何なのだろう?」と気になり調べてみました。
白い粉の正体は「チロシン」というアミノ酸の一種。アクかと思って洗い流してしまいがちですが、これは間違い。流さず一緒に調理して食べた方が良いそうです。
チロシンは脳内の神経伝達物質の原料で、摂取することで集中力を高め、無気力状態の回復、疲労やストレスをやわらげるなど嬉しい効果がたくさんあるようです。
何かとストレスが多いこの時期、旬のタケノコを食べて乗り切りたいものです。
下茹でしたタケノコを、穂先は縦に、根本は横に輪切りにしながら、ストレスチェック結果も同様で「切り口」が肝だな、としみじみ感じました。
2015年12月にストレスチェック実施が義務化され、今年度は3回目の実施を計画している企業が多いことでしょう。
1~2年目は、社内での体制作りから受検率を上げる、といったあたりが目標だった企業も、そろそろ「せっかくやるなら、結果を活用して職場改善に役立てたい」と考えているのではないでしょうか?
努力義務である集団分析を行うにも、どういった切り口で分析するかが重要なポイントです。ポイントを絞っておかないと、膨大なグラフやデータに翻弄されることになるでしょう。
余計なストレスを抱えないためにも、ぜひ事前に「今年度はこの部分を見てみよう!」という分析ポイントをご検討いただくことをお勧めします。
- 2017年08月24日
とある会社の人事担当者が、ストレスチェック後の面接指導希望者がでてきてしまい、何やら頭を抱えているようです。
人事担当:(初年度は面接指導0人だったし、今回も出ないと思っていたはずなのに…面接指導の希望が出てしまった。どうしよう…。上司に相談しよう。)
上司:「去年は希望者いなかったじゃないか。とにかくやらないといけないから産業医に面接指導を依頼してくれ。」
人事担当:「産業医の先生は、メンタルは専門外だから無理だと断られています。あと今回 面接希望をしているのは、地方の営業所の勤務者です。」
上司:「そんな話だったのか…もう忘れていたよ。でもまあとにかく地方での面接指導ができるところを調べてくれ。」
人事担当:「はい。(えー、どうしよう…困ったな。)」
上司から面接指導サービスができるところを探してくれと言われてしまった人事担当者。インターネットで検索するものの、何を基準に選べばいいのかが分かりません。問い合わせをしてみるものの、ストレスチェックシステムと面接指導がセットのサービスとなっていたり、全国対応可能だけれども費用が高かったり…。
そのような中、「ICT面接対応可能」という相談窓口を発見しました。人事担当者は、面接指導がきちんと行えるのか少し不安に思いながらも、早速その相談窓口に問い合わせをし、従業員の面接指導の段取りを行いました。
(面接終了後)
人事担当:「面接はどうでしたか…?」
従業員:「試しに受けてみましたが、親身に話を聞いてくれました。自分が気づいていない生活のアドバイスを具体的にしてくれたので良かったですよ。」
人事担当:「(ICT面接って思っていたほど抵抗がないものなのだな。) 」
面接指導というと、対面面接を想起してしまいがちですが、厚生労働省のマニュアル(情報通信機器を用いた面接指導の実施についてhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150918-1.pdf)でも、ICT面接は可能とされています。ICT面接を受けるにあたり、基準はあるものの、分散事業所や地方で産業医の確保が難しい場合、ICT面接も1つの方法です。
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